卒業生紹介

皆さんの夢を応援します

寄稿

「励まし合いたい」「誰かから学びたい」そんな思いが夢CUBEで自分を成長させてくれます。

パンと暮らし ぷくぷく亭

妹尾 秀美 様

一緒に起業した仲間が身近にいるのはすごく刺激になる

自家製酵母パンのお店「福笑」を夢CUBEに開店したのは2017年10月のことです。
パン屋になるというのは夫の夢であり目標でした。
夫は大学を出てパン屋で修行しながら色々なパンを食べ歩きしていて、夢を目指してきました。職場の先輩からは「まだ独立開業は無理だろう」という感じだったそうですが「やるなら早い方がいいよ」と私が背中を押した形です。

私の実家が奈良なので、奈良でお店をしようと良い物件を探していましたがなかなか見つからず、どうしようかという時に、ある創業スクールで「こういう企業支援施設の募集があるよ」と先輩に夢CUBEを紹介していただきました。
開業資金も十分ではなかったし、また自家製酵母でパンを常時作る経験もなかったのですが、まずは挑戦してみようという気持ちで応募しました。
「応募書類を作るのが大変だった」という方も多いようですが、私はそういうのが苦にならない性分だし、「なぜパン屋をしたいのか・どんなパン屋をやりたいのか」については夫婦でずっと1年以上かけて話し合ってきたので問題なかったです。

夢CUBEで店をやれて良かったのは、何といっても同じく商売をしているたくさんの仲間が集まっていること。商店街を出た今、よけいにそう思いますね。
一緒に起業したばかりの同じ立場でスタートした人たちが身近にいるのはすごく刺激になりますし、商店街でお店をされている先輩たちがいるというのも、商売を学ぶのにはすごく良い環境だと思います。やっぱり仲間意識があるので、教え合いじゃないですけど、サポートしたり「これ、どうなってんの?」といった情報共有があったり、また夢CUBEの事務局があって何かあれば立ち寄れるのも安心感がありました。
これから夢CUBEに来る人は、たくさんの人とのつながりを大切にしてほしい。1人で頑張ろうというのでなく、誰かの背中を追いたいとか、一緒に励まし合いたいとか誰かから学びたいとか、そういう思いを持って来るほうがより自分の成長につながると思います。

いろんなことにチャレンジした、試行錯誤の3年間

夢CUBEのようにお客様がたくさん前を通ってくださって、お店がみんなでお客様を集めて共有できるみたいな部分は、集客としては大きなメリットです。

当時の客層としてはやっぱり観光客の方が多くて、もちろん目的来店のお客様も集めたいんですが、夢CUBEは駐車場が近くにないので、そういう方々がちょっと来にくい立地ではありました。でも観光で全国からいろんなお客様が来て、そこで店を知っていただいて。あの当時出会ってから今でもうちのパンを買ってくださるというお客様もいらっしゃったり、正倉院展で年1回奈良来る時に必ず来てくださる人とか、そういうのはやっぱりありがたいし、うれしい出会いですよね。うちの店だけではなかなか呼び込めなかったお客様との出会いが夢CUBEにはありました。
あと私は結構外国の方としゃべるのが好きなので、その出会いや会話も楽しんでいました。たまにビーガン対応のパンを求められたりもして。ちなみに海外の方はフランスパンみたいな大ぶりで酸味のある硬いパンを好まれますが、真逆のメロンパンとかも案外人気だったりします。

一方で夢CUBEは休日や営業時間が決まっているのですが、うちは仕込みがあると休みがないので、3年間ほぼ毎日走り続けていました。そこはなかなかしんどかったですね。
1年目はファン層の安定化に精一杯でしたが、2年目からちょっとずつ「どうしていきたいか」という先を見据えていました。最初の物件探しには結局1年かかりましたので、2年目が終わるもう少し早くから物件を見て回っていました。

ぷくぷく亭画像01

夢CUBEの3年間は、本当にいろんなことにチャレンジしましたし、試行錯誤の連続でした。
パンの種類にしても、例えば今店頭に並んでいるのが20種類だとしたら、夢CUBEで40種類とか50種類、たくさん出しては引いてをやってきた蓄積がものすごくあります。余ったパンでラスクを作るとか、「一升パン」や「オープンサンドの日」もその一つ。同じ商店街のお店とコラボしたタルティーヌも作りました。

自家製酵母に関しても、もちろん家では何回も繰り返しやってきましたが、お店で安定してどこまでの量を出せるかというのは未知数なわけで、まさにゼロからのチャレンジでした。
ある時期は全然うまく発酵しなくなって、お休みを頂いて他のパン屋に話を聞きに行ったり酵母を立て直したりもしました。それもこの夢CUBEの規模だから何とかなったし、そういう3年間の経験のベースが今にも生きているというところです。
何しろ人生は一度きり、皆さんもぜひ挑戦を楽しんでほしいと思います。

店舗情報
パンと暮らし ぷくぷく亭

住所:奈良市菅原東1-22-13 メゾンピュアⅡ102号

電話:0742-77-8893

営業時間:9:00~16:00

定休日:毎週日・月・火曜日+不定休

ホームページ:https://arinomamma.com/

パンと暮らし ぷくぷく亭
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